当社では以前、別会社提供のグループウェアを利用していました。しかし、コンプライアンスがシビアな証券会社という立場から、現行の共有システムよりもいっそう強固なセキュリティを確立したいと思っておりました。また、コストダウンやカスタマイズのしやすさを視野に入れ、独立した新たなシステムの導入に踏み切ることにしました。
グループウェアにMicrosoft Exchange Serverを選択したのは、普及率の高いマイクロソフトのOutlookを利用したサービスだけに、導入へのハードルが低いと感じられたからです。他のシステムですと、やり方をゼロから覚えなおさないといけないので、その分の負担が軽減できると考えました。ただ、システム管理にさける人員は限られており、自社でExchange Serverを構築してメンテナンスまでまかなうのは負担が大きく、また自社サーバを導入するとなると、初期コストがかかってしまいます。そこで、当社の会社規模に見合ったASPサービスを探してみることにしました。
最初、Exchangeのサービスを提供している数社をピックアップしまして、その比較検討を試みました。それらはいずれも大企業向けでコストが高く、当社のような規模の会社にフォーカスしているサービスは見つかりませんでした。そういった中で、PSCの「P-BERRY」は1ヶ月あたり1ユーザにつき1,500円で、少人数からでもフレキシブルに対応していただけるという点で非常に魅力的でした。
証券会社には、バックアップやセキュリティに関する厳しい法規制が多数あります。ところが、それらの基準を完全にクリアするような、管理体制のしっかりしたサービスはなかなかありませんでした。その点でもPSCのデータセンターは、高い水準でそのすべてを満たしていました。また、営業の方にガイダンスをお願いして、詳細にわたって事前にご説明いただいたのも大変参考になりました。特に、体験版を試用できたおかげで、導入前の不安も取り除くことができました。
「P-BERRY」は管理パネルが初心者にもわかりやすいように構成されているため、設定はとても簡単です。また、ウイルスチェッカーやスパムフィルタが標準で装備されている安心感もあります。Outlookをインターフェイスに利用しているため、メール、会議召集、予定表の設定などといったすべてを同じフォームで作業できるのもうれしいですね。予定表はアイコンをクリックすれば即座に組めますし、メールにファイルを添付するのも直感的でわかりやすいです。以前利用していたグループウェアで感じていた不便さも、「P-BERRY」では一掃されています。
「P-BERRY」のもうひとつの大きなメリットとして、カスタマイズがとても楽なことがあげられます。CSVファイルを読み込むだけで、電話帳などのさまざまな情報を取り込むことができますので、以前使っていたグループウェアのデータを移行するのもとてもスピーディでした。そういった汎用性の高さこそが、「P-BERRY」の最大の長所だと思います。
導入直後、テクニカルサポートを受けるために、PSCから二日間有償でスタッフを派遣していただきました。その際には一人一人の社員のデスクを回って、疑問点に対して丁寧にお応えいただきました。そこで、専門家に直接チェックしていただいたことが、さらなるスムーズな導入につながりました。その後も度々電話やメールで質問させていただいていますが、非常に短いスパンでご回答いただけるのが助かります。
究極的に申しますと、各業者で打ち出しているサービス内容や料金設定にはそれほどレヴェルの差がないように思えます。そこで重要になってきますのは、むしろフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションでしょう。現にPSCの応対の速さや丁寧さといったところが、導入の最終的な決め手になりました。これだけハイテクなサービスだからこそ、ローテクな部分がむしろ大切なんですよね。